今週の経済指標カレンダー(8/3~8)

発表経済指標重要度前回(修正)予想結果
8/3 (月)
08:501-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [前期比]-0.6%-0.7%-0.6%
08:501-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [年率換算]-2.2%-2.8%-2.2%
10:457月 Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)51.251.152.8
15:307月 消費者物価指数(CPI) [前月比]0.0%-0.4%
16:307月 SVME購買部協会景気指数41.950.0
16:507月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)52.052.0
16:557月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)50.050.0
17:007月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)51.151.1
17:307月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)53.653.6
22:457月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)51.351.3
23:007月 ISM製造業景況指数52.653.6
23:006月 建設支出 [前月比]-2.1%1.0%
未定 休場
未定 休場
8/4 (火)
08:307月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]0.2%0.2%
08:507月 マネタリーベース [前年同月比]6.0%
10:306月 小売売上高 [前月比]16.9%2.4%
10:306月 貿易収支80.25億豪ドル88.00億豪ドル
13:30 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表0.25%0.25%
14:457月 スイスSECO消費者信頼感指数-39.3
15:456月 財政収支-1179億ユーロ
18:006月 卸売物価指数(PPI) [前月比]-0.6%0.6%
18:006月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]-5.0%-3.9%
23:006月 製造業新規受注 [前月比]8.0%5.0%
8/5 (水)
07:454-6月期 四半期失業率4.2%5.5%
07:454-6月期 四半期就業者数増減 [前期比]0.7%-2.0%
07:454-6月期 四半期就業者数増減 [前年同期比]1.6%-1.1%
10:457月 Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)58.457.9
16:507月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)57.857.8
16:557月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)56.756.7
17:007月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)55.155.1
17:307月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)56.656.6
18:006月 小売売上高 [前月比]17.8%6.3%
18:006月 小売売上高 [前年同月比]-5.1%0.2%
20:00 MBA住宅ローン申請指数 [前週比]-0.8%
21:157月 ADP雇用統計 [前月比]236.9万人120.0万人
21:306月 貿易収支-546億ドル-503億ドル
21:306月 貿易収支-6.8億カナダドル-5.4億カナダドル
22:457月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)49.649.6
22:457月 総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)50.0
23:007月 ISM非製造業景況指数(総合)57.155.0
8/6 (木)
08:50前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)-5650億円
08:50前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)706億円
15:00 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表0.10%0.10%
15:00 英中銀資産買取プログラム規模7450億ポンド7450億ポンド
15:00 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
15:006月 製造業新規受注 [前月比]10.4%9.7%
15:006月 製造業新規受注 [前年同月比]-29.3%-18.2%
15:00 ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
17:307月 建設業購買担当者景気指数(PMI)55.357.0
20:307月 チャレンジャー人員削減数 [前年比]305.5%
21:30前週分 新規失業保険申請件数143.4万件143.4万件
21:30前週分 失業保険継続受給者数1701.8万人1694.0万人
8/7 (金)
08:306月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比]-16.2%-7.8%
08:306月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比]-2.1%
(-2.3%)
-3.0%
10:30 豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告
14:006月 景気先行指数(CI)・速報値78.484.8
14:006月 景気一致指数(CI)・速報値73.477.1
15:006月 鉱工業生産 [前月比]7.8%8.1%
15:006月 鉱工業生産 [前年同月比]-19.3%-11.0%
15:006月 貿易収支71億ユーロ
(70億ユーロ)
125億ユーロ
15:006月 経常収支65億ユーロ150億ユーロ
15:456月 鉱工業生産指数 [前月比]19.6%8.7%
15:456月 貿易収支-70.51億ユーロ
15:456月 経常収支-85億ユーロ
21:307月 新規雇用者数95.29万人39.00万人
21:307月 失業率12.3%11.2%
21:307月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]480.0万人167.5万人
21:307月 失業率11.1%10.5%
21:307月 平均時給 [前月比]-1.2%-0.5%
21:307月 平均時給 [前年同月比]5.0%4.2%
23:007月 Ivey購買部協会指数58.2
23:006月 卸売在庫 [前月比]-1.2%-2.0%
23:006月 卸売売上高 [前月比]5.4%
28:006月 消費者信用残高 [前月比]-182.8億ドル100.0億ドル
未定7月 貿易収支(米ドル)464.2億ドル425.0億ドル
未定7月 貿易収支(人民元)3289.4億元

世界経済見通し

2020年07月31日 石川智久 株式会社日本総合研究所

世界経済は、新型コロナの感染拡大により、戦後最大級の経済危機の最中にある。

さらに今回の危機は、過去に例のないスピードでグローバルに雇用喪失が起きたことが特徴として指摘できる。

ILOは、2020年1~3月期で1.6億人分、4~6月期で4億人分に相当する総労働時間がコロナ前と比較して減少したと推計している

世界で4億人のフルタイムワーカーに相当する労働時間が減少した場合、2020年央時点で、世界で約1.4億人が失業し、失業率は4%ポイント程度上昇した可能性が高い。

1980年以降の世界経済の実質成長率は年平均+3.5%であった。

景気後退の目安といわれる3%を下回った局面は、アメリカの景気後退やアジア危機等の大きな経済ショック発生時に限られていた。21世紀入り後は、年平均+3.8%と、1980年以降の長期平均を上回る成長を実現した。

しかし、足元ではコロナショックにより経済構造も変化しており、ポストコロナの世界経済は、従来の経験則が当てはまらない可能性が高い。

今回の見通しにおける新型コロナの感染状況に関するメインシナリオは、「感染者数は今後ピークアウト。年後半に収束。第2波、第3波があったとしても制御可能」というものである。

この場合、本年後半に世界景気はボトムアウトするものの、「Ⅴ」字回復は期待薄である。むしろ、新型コロナ後の新しい経済モデルを模索するなかで、経済活動が緩やかに持ち直していく「レ」字型になる見込みで、2020年の成長率は▲4.0%、2021年が+5.2%と見込まれる。

サブシナリオとして「2021年入り後も断続的に大規模な感染拡大が発生し、多くの国で厳格な移動制限を随時再開。第1波に匹敵する第2波、第3波が発生」とするケースが考えられる。この場合、2020年が▲7.0%、2021年が▲5.0%と大恐慌型になる。

2022~2030年の世界経済を展望すると、米中対立の一層の激化などによる国際協調の後退、財政金融政策の正常化、民間企業のバランスシート問題といったネガティブ要因が山積みである。

そのため、2020年代の世界経済の成長率は1980年以降の長期平均を下回る平均3%程度に低下する可能性が高い。世界経済が浮上のきっかけをつかめず、長期にわたって停滞する「日本化」のリスクも否定できない。

世界経済が再び成長を加速させるためには、世界経済を押し下げる要因に対処していくことが重要である。

具体的には、

①国際協調の推進
②財政・金融政策の出口戦略の構築
③民間企業のバランシート問題解決に向けた対応

などが求められよう。

参考サイト


金融庁

経済産業省

財務省