金先物相場が上昇、一時1.7%高-米株価指数先物急落

金先物相場はアジア時間23日早朝の取引で上昇。米株価指数先物が5%安と制限値幅いっぱいまで下落したほか、アジア株先物も一段安を示唆している。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限はシンガポール時間午前6時17分(日本時間同7時17分)までに0.7%高の1オンス=1497.80ドルを付けた。一時1.7%高の1514ドルに達していた。金のスポット相場は0.4%安の1492.13ドル。

2020年3月23日 Bloomberg

日銀が国債売り現先オペを3年ぶりに通知ー8000億円

日本銀行は23日午前、国債売り現先(買い戻し条件付き売却)オペを3年ぶりに通知した。年度末に向けてレポ市場で国債需給が過度に引き締まることを抑制するのが目的。

日銀は午前9時30分、国債売り現先オペ8000億円を通知した。期間は3月24日から3月31日まで。同オペの通知は2017年3月以来。

セントラル短資の佐藤健司課長は、「GCレポのオファー(債券の貸し手、資金の取り手)がマイナス0.7%やマイナス1%といった状況で、担保が確保しづいことに配慮した措置だ」と指摘。「国債買い入れオペの拡大や、こういう状況で取引を手控える先が多いのが原因だろう。日銀は年末越えの売り現先オペも予定しているが、年度末前に動いた形だ」と言う。

日銀が発表したオペの結果によると、3兆円の応札が集まり、8000億円が落札された。応札倍率は3.75倍。案分落札レートがマイナス0.17%、平均落札レートはマイナス0.204%となった。案分比率は50%。

セントラル短資の佐藤氏は、落札レートは東京レポレート1週間物の水準に近く無難な結果だと指摘する一方、「応札が多い上、レポ市場でオファーが薄い状況は続いており、今後も売り現先オペが実施される可能性がある」との見方を示した。

市場まだ不安定、米感染や対策巡り株売り買い交錯-円買い優勢

  • ドル・円相場は1ドル=110円台前半-朝方は一時111円25銭まで上昇
  • 国内債券は大幅上昇-長期金利は0.06%に低下

新型ウイルスの流行が与える世界経済の影響への懸念は根強い。米国での感染の深刻化や景気対策の行方を巡り見方が分かれ、23日の東京株式市場では売り買いが交錯。主要な株価指数は一進一退となっている。

日本時間早朝から米国株先物が急落し、アジア株市場では売り圧力が強まっている。韓国総合株価指数は一時6.9%安になった。水戸証券の酒井一チーフファンドマネジャーは「ドル高によって新興国債務が増大する可能性があり、信用リスクが拡大するともう後に戻れない金融危機につながる懸念も残る」と話す。ただ新型ウイルス懸念で先行して調整した日本株には、下落率の大きさや株価純資産倍率(PBR)でのリーマン・ショック以来の割安さから「下値では打診的な買いも出ている」と述べた。

外国為替市場では円が全面高。ドル・円相場は1ドル=110円台前半で推移。米議会で景気対策法案の採決に向けて合意に至らなかったことがリスク回避の円買いにつながっている。朝方には1ドル=111円25銭まで円が弱含んでいた。

国内債券相場は大幅上昇。長期国債先物6月物は前週末比65銭高の151円36銭で午前の取引を終えた。長期金利は3ベーシスポイント(bp)低い0.06%で推移している。前週末の米国市場で長期金利が大幅低下した流れを引き継ぎ、買いが先行。日本銀行が午前の金融調節で、通常の国債買い入れオペに加えて、総額8000億円の臨時の同オペを通知したことを受けて、買い優勢の展開が続いている。

直近の経済指標

発表経済指標重要度予想
重要な指標
3/24 23:002月 新築住宅販売件数75.0万件
3/24 23:002月 新築住宅販売件数-1.8%
3/25 10:00 ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
その他の指標
3/23 14:002月 消費者物価指数(CPI) [前年比]0.5%
3/23 17:302月 消費者物価指数(CPI) [前年比]1.6%
3/23 21:30卸売売上高 [前月比]

参考サイト


金融庁

経済産業省

財務省