米株先物売りで一変、日経平均が下げに転じる-ドルは107円割れ

株式相場の不安定な値動きが続いている。18日午後の日経平均株価は下げに転じた。S&P500やダウ平均など米株価指数先物が値幅制限いっぱいまで下落し、警戒した売りが広がった。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた積極的な米国の対応策や日銀の金融政策への期待も出ていたが勢いが続いていない。

  • TOPIXは前日比2.38ポイント(0.2%)高の1270.84
  • 日経平均株価は同284円98銭(1.7%)安の1万6726円55銭
  • ドル・円相場は1ドル=106円80銭前後
  • 長期金利は一時0.05%に上昇、2018年12月以来の高水準

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは米株先物の大幅安を受けて、明日の米国株が下落するとみる投資家が先行して日本株を売っているとみる。

新型コロナウイルスの感染拡大のスピードに景気対策が追いつかないとの見方があり、小切手を配っても外出自粛などで使うことができないので景気対策の効果はすぐに期待できないと話した。

国内債券相場は大幅下落。

長期国債先物6月物は前日比81銭安の151円75銭で取引を終えた。長期金利は一時4.5ベーシスポイント(bp)高い0.05%と、2018年12月以来の水準まで上昇した。米国政府が大型経済対策を検討することが明らかとなり、前日の米長期金利が大幅上昇、日本の債券市場でも売りが波及した。

日本政府も大規模な財政出動に動く見通しで、国債増発による需給の緩みが警戒されているとの見方も出ている。

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、長期金利上昇について、「日本の財政出動期待を背景に海外勢などの売りが優勢だ」と述べた。

外国為替市場では、ドル・円相場は1ドル=107円を割り込んで推移している。
早朝は107円台後半で取引される場面があったが、時間とともにドル安・円高方向に振れている。

(Bloomberg 2020年3月18日 15:24)

東京マーケット・サマリー(18日)[ロイター] –

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から円高の107円付近。朝方は上昇して始まった日経平均が午後にかけてマイナス圏へ下落したことで、円が売られた海外市場の流れは一服となった。

東京株式市場で日経平均は反落。17日の米国株市場の流れを引き継ぎ続伸スタートとなったものの、後場には米株先物が一段安となり、日経平均もマイナス圏に沈んだ。前日に引き続き値動きの荒い展開となり、東証1部の売買代金も連日の4兆円超となった。
東証1部騰落数は、値上がり835銘柄に対し、値下がりが1298銘柄、変わらずが33銘柄だった。

usdjpy

参考サイト


金融庁

経済産業省

財務省