ドル104円半ばに下落、米長期金利低下や米経済対策に対する期待後退

[東京 11日 ロイター] –

<13:45> ドル104円半ばに下落、米長期金利低下や米経済対策への期待後退で

ドルは一時104.47円付近まで下落し、朝方の高値105.69円からは1円超安となった。

背景には「米長期金利が再び低下し始めたことや、新型コロナウイルスに対する米国の経済対策への期待がやや後退したこと」(外為アナリスト)があるという。

米10年国債利回りは0.6753%付近と、朝方の0.81%後半から大幅に低下している。

米国のトランプ政権と議会指導部は10日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、経済対策を議論した。 ペンス副大統領は会見で「議会から良い反応が出ている。法制化に向けて共和・民主指導部と作業を進めていく」と述べた。政権が提案している経済対策の柱は給与税の軽減だが、規模と期間は不透明だ。

「財政出動はいいアイデアかもしれないが、本当に大幅な減税ができるのかどうか分からない中で、ドルの買い戻しにも限界がある」(前出のアナリスト)

前日の外為市場では、米国の減税期待を手掛かりにドルが102.02円から105.91円と約4円幅で上昇したが、さすがに「(前日は)実体がないなかで(ドルは)上げすぎた」(同)との認識が広がっている。

<12:07> 正午のドルは104円後半、週初来の下げ埋めて反落

正午のドルは前日NY市場終盤の水準から反落し104円後半。海外市場で強まった円安は一服。アジア株の伸び悩みもあり、円は小幅ながら全般に買い戻しが先行した。

ドルは海外市場の終盤に105円後半へ上昇。週初来の下げ幅を早々と埋めたことで、上値で再び戻り売りが強まったという。

きょうの予想レンジはドル/円が104.70―106.00円、ユーロ/ドルが1.1250─1.1350ドル、ユーロ/円が118.60―120.00円付近。

米国株が上下動を経て反発したことで、円は全般に軟調。米金利の反転上昇も加わり、ドルは一時105.91円と前週末の水準へ切り返し、週初来の急落を帳消しにする上昇となった。

ほかにもユーロ/円やスイスフラン/円などが前週末の水準を回復した。市場では、米国の景気刺激策に対する期待感や、中国の習近平国家主席が新型コロナウイルスの発生源とされる湖北省武漢市を視察したことで中国当局は感染拡大に歯止めをかけるめどをつけたのではないか、との期待も広がったという。

急落前の水準を回復したことで、市場では「さらに円が売られるのか、ドルの戻り売りにもう一度押されるか」(トレーダー)を巡る攻防になるとの声が出ていた。

参考サイト


金融庁

経済産業省

財務省