正午のドルは110円前半で足踏み[東京 20日 ロイター]

正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110.17/19円。ドルは早朝の安値110.02円から110.22円まで上値を伸ばしたが、その上昇に勢いは見られなかった。

きょうは五・十日に当たるが、仲値公示にかけては実需の売りが先行した。きょうはまた米国市場がキング牧師生誕記念日で祝日、ニュージーランド市場も休場のため、海外勢の動意が乏しい。

前週末にクロス円の下落によって、円安の勢いが鈍った経緯もあり、この日はクロス円動向が警戒された。

17日の海外市場で1円超下落した英ポンド/円は午前の取引で143円前半を中心とする小幅な値動きに納まった。ユーロ/円もまた122.11―122.30円と狭いレンジの取引となった。

利下げ観測でポンド軟調

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台前半で底堅く推移。米中貿易交渉休戦や良好な米経済指標を背景とした先週からのリスク選好の地合いが支えとなっている。一方、米国市場が休場で積極的に上値を追う動きも見られず、仲値に絡んだドル買い一巡後は小動き。ポンドは利下げ観測の高まりを背景に軟調。

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

地合いは米株が最高値を更新しリスクオン。一方、金利は米10年で1.8%と明確に上がらない状況で、金利の観点からいくとそれほど円安にもなりにくい
リスクオンの地合いがどこまで続くかが焦点。株高は徐々に落ち着く可能性があり、一服のタイミングとして米決算などチェックしていきたい
しばらくポンドの上値は重いだろう。確実に月末利下げとは言えないが、流れとしては足元指標も弱く、利下げ期待と欧州との離脱交渉を巡る不透明感がある

背景
17日の米株式相場は、米国や中国の良好な経済指標などを手掛かりに主要株価指数が連日で最高値を更新。一方、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い1.82%で終了
週明けの東京株式相場も堅調で、日経平均株価は前週末比60円高で午前を終了
米キング牧師生誕記念日で祝日で、20日の株式・債券市場は休場
オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づく推計によると、1月30日のイングランド銀行(英中央銀行)の利下げ予想確率は70%

(Bloomberg 2020年1月20日)

参考サイト


金融庁

経済産業省

財務省