正午のドルは107.45円付近、NZドルが急伸

[東京 26日 ロイター]

– 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点(107.17/20円)に比べ、ドル高/円安の107.44/45円。

この日は朝方からドルは上昇基調だった。市場では、前日の下げで主要20カ国・地域(G20)首脳会議前のドル売りは一巡したとの指摘がきかれた。

午前の取引では、ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)が金融緩和に前向きな姿勢を示したことを受け、NZドルNZD=D4が急伸した。

NZ中銀は26日、政策金利を1.50%に据え置いたが、世界的なリスクが高まる中で、インフレや雇用の目標を達成するためいずれ利下げが必要になる可能性もあるとした。

NZドル/円NZDJPY=は朝方の安値71.08円から71.58円まで急上昇。NZドルの対円での上昇は、他のクロス円にも波及し、豪ドル/円、英ポンド/円、ユーロ/円などがそれぞれ上昇した。

クロス円での円安は、米長期金利が2%台に持ち直したことと相まって、ドル/円の下支え要因となった。

NZ中銀、政策金利据え置き 「利下げ必要になる可能性も」

[ウェリントン 26日 ロイター]

– ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は26日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を過去最低の1.50%に据え置いた。ただ、世界的なリスクが高まる中で、インフレや雇用の目標を達成するためいずれ利下げが必要になる可能性もあるとした。

ロイター調査ではエコノミスト15人全員が据え置きを予想していた。

中銀は声明で「世界経済見通しの悪化や足元の国内成長低迷のリスクを踏まえると、中銀が引き続き目標を達成するためにはいずれOCRの引き下げが必要になる可能性がある」とした。

併せて公表された金融政策委員会の議事要旨では、今回の据え置き決定が全会一致だったことが明らかになったが、「世界の成長鈍化や内需の低迷が続いていることを踏まえ、追加金融緩和が必要かどうか委員会は議論した。金融政策による一段の支援が必要である可能性が高いとの見解でメンバーは一致した」とも記した。

中銀は、低金利と財政支出の拡大が経済成長と雇用を押し上げるとの見方を示した。

インフレ率は中銀の目標レンジの中間値である2%に上昇し、雇用は持続可能な最大限の水準付近にとどまる見通しとした。

世界経済については「見通しは弱まり、貿易活動に関連する下振れリスクが強まった」とし、「世界経済の軟化は貿易、金融、信頼感のさまざまな経路を通じてニュージーランドに影響している」と指摘した。

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)が金融緩和に前向きな姿勢を示したことを受け、朝方の安値71.08円から急上昇した。

NZ中銀は26日、政策金利を1.50%に据え置いたが、世界的なリスクが高まる中で、インフレや雇用の目標を達成するためいずれ利下げが必要になる可能性もあるとした。

[ニューヨーク 25日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場は、ドルが主要通貨に対しおおむね軟調に推移、対ユーロで一時3カ月ぶりの安値を付けた。複数回の米利下げ観測が広がり、ドル売りが進んだ。

イランと米国の緊張激化で円に逃避買いが入り、円は対ドルで1月初め以来の高値水準を記録する場面もあった。

終盤の取引で、ユーロは対ドルで0.22%安の1.1373ドル。早い時間帯に一時、1.1412ドルと3月21日以来の高値を付けた。

ドルは対円JPY=EBSで0.14%安の107.145円。アジアの取引時間に106.78円と1月3日以来の安値に沈む場面もあった。米国がイラン最高指導者、ハメネイ師らを対象に追加制裁を科し、円需要を下支えした。

ドルは英ポンドGBP=D3に対し0.32%安、対カナダドルCAD=D4、ニュージーランドドルNZD=D4でもやや軟調となった。

ユーロが軟調となったことなどを受け、ドル指数.DXYは96.131と200日移動平均に近づいた。

セントルイス地区連銀のブラード総裁が、次回連邦公開市場委員会(FOMC)で50bpの利下げは不要との認識を示しドルを下支えした。

ブラード総裁はブルームバーグTVとのインタビューで「現状を踏まえると、50bpの利下げは行き過ぎと感じる」と述べた。

連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は講演で、金融政策について米経済が堅調に推移すると見込まれる一方、通商問題などを巡る不確実性が利下げの根拠になり得るかどうかを見極めようとしていると説明した。

テンパス(ワシントン)のシニア外為トレーダー、フアン・ペレス氏は「パウエル氏は変化が急激過ぎたと認めており、様子見姿勢を取りたいのだろう」と分析した。

参考サイト


金融庁

経済産業省

財務省