東京外為市場・15時=ドル111円前半、ECB理事会やEU首脳会談待ち

[東京 10日 ロイター] –
ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円
午後3時現在 111.16/18 1.1261/65 125.20/24
午前9時現在 111.08/10 1.1263/67 125.13/17
NY午後5時 111.12/16 1.1261/66 125.15/19

午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111円前半

前日の欧米株安の流れを引き継ぎアジア各国で株価が下落し、リスク回避の円買いが優勢となった。

きょうは欧州連合(EU)の緊急首脳会談、欧州中央銀行(ECB)理事会とドラギ
総裁の会見、日本時間の11日未明には3月分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表が予定される予定で、午後は様子見ムードが広がった。
ロイターが入手した10日のEU緊急首脳会談の声明草案によると、英国は一定の条件付で離脱期限延長が認められる見通しだ。

朝方の取引でドルは一時111.06円まで下落。

前日につけた1週間ぶり安値に再び迫った。

市場では「110円後半を下抜けると、テクニカル的には上値攻めがいったん失敗した形となって売りが強まりやすい」(アナリスト)との見方もあった。
仲値にかけては、輸入企業による買いが先行しドルは高値111.23円をつけたが
、実需の買い一巡後はアジアの株価が全般に下落したためじり安となった。

豪ドル は豪中銀副総裁の発言を挟んで小幅に上昇した。
豪準備銀行(RBA、中銀)のデベル副総裁は10日、労働市場は驚くほど堅調で、
雇用の先行指標は引き続き力強いとした上で、雇用の強さと生産統計の弱さの開きに困惑しているとの認識を示した。

豪指標のかい離について、政策金利の方向を決
定する上で注視すると述べた。

また、中国経済は中国政府が予想する以上に鈍化しているとの見方を示し、中国の刺
激策の効果が表れるまで時間がかかる可能性があるとした。
豪ドルは午前の取引で0.7110米ドル付近で小動きだったが、一連の発言を挟ん
で0.7142米ドル付近まで強含んだ。

市場では前日に進んだ円高の一因として、米国による欧州連合(EU)の物品に対する関税導入のほか、米経済指標の悪化を挙げる声も出ていた。

労働省が発表した2月の求人労働移動調査(JOLTS)では、求人件数が53万8
000件減の708万7000件と、18年3月以来約2年ぶり水準へ急減。前月比の減少幅も15年8月以来、3年半ぶりの大幅な落ち込みとなった。

参考サイト


金融庁

経済産業省

財務省