ドル113円台に上昇、米大統領が米中貿易合意の草案作成指示との報道

ドル113円台に上昇、米大統領が米中貿易合意の草案作成指示との報道

ドルは113円付近。一時113.02円まで上昇した。

市場参加者によると、きっかけは、米大統領が中国との想定される貿易合意の草案作成を議会に指示するとの一部報道だという。

トランプ大統領は1日、ツイッターでの投稿で、中国の習近平国家主席と貿易や北朝鮮問題を巡り、非常に良好な対話を持ったとし、アルゼンチンで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議で首脳会談を行う見通しだと語った。

米雇用統計を今夜に控え、様子見気分が広がっている。

午前の取引では、日本時間の早朝に発表された米アップルの10―12月期の売上高が890―930億ドルになるとの慎重な見通しが示され、米国株先物が下落、ドル/円も連れ安となり、午前7時20分ごろに安値112.56円をつけた。

ドルは113円付近。急激なドル買い・円売りは収まったが、ドルは高止まりしている。

ドルは午後2時前に伝わった報道をきっかけに一時113.10円まで上昇した。

ブルームバーグは2日、トランプ大統領は今月末にアルゼンチンで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて中国の習近平国家主席と貿易に関する合意をまとめることを目指しており、合意条件について草案を作成するように米当局者らに指示したと報じた。

同報道をきっかけに薄商いだった市場では「急激にドル買いが広がった。モメンタム系のファンドの買いがかぶさり、ドルの上げ幅を拡大した」(外国銀)という

日経平均が前営業日比で550円超高となったことも、ドル買い/円売りを誘った。

一方、報道以前には低迷していたクロス円も一気に勢いづき、128円半ばだったユーロ/円は129.14円まで、146円前半だった英ポンド/円は147.02円まで上昇した。

ただ、来週に米中間選挙を控え、今回の報道はトランプ氏による「株価支援のリップサービス」(国内銀)との見方も出ている。