FXをはじめ、投資には古今東西、プロの投資家から言い伝えられている格言が数多くあります。
取引するにあたって肝に銘じておけば、迷ったときや苦しい時にこれらの教えは役に立つことでしょう。
特に、FX初心者にとって参考になる格言をピックアップして紹介していきます。
相場の金とタコの糸は出し切るな
タコは糸を出し切ってしまうとコントロールが効かなくなります。
同様に、相場もすべてのお金を投入するのは危険です。
頭と尻尾はくれてやれ
魚の一番おいしい頭(高値)と尻尾(安値)を除いた身の部分だけ確実に食べ、あとの残りはネコにやってしまうくらいの余裕が必要であるという教え。
意見を聞くなら一人だけ
相場は他人の意見を聞くべきではありません。
もし、どうしても他人に意見を求めたいのであれば、一人だけにしておくべきです。
二度に買うべし、二度に売るべし
一度に多くを売買するのではなく、自分の判断が正しいかどうかを確かめながら徐々に売買せよ、という教え。
売るべし、買うべし、休むべし
常に売買するのではなく、一つの売買が終わったら無理をせず休んで、相場や自分の投資方法を客観的に観察した方がよい、という教え。
ウワサで買って、事実で売る
ウワサの段階で買って、事実として発表された段階で売った方がいい、という教え。その逆もしかり。
金になる木は水では生きぬ、汗をやらねば枯れていく
投資は自分で研究することが大切であり、そのためにお金をかけることも必要である、という教え。
見切り千両
自分の見通しが外れたときは、損失を最小限に抑えるために早めに損切りした方がよい、という教え。
一徹張りは貧乏神
「一徹」とは一つのやり方にこだわることで、自分の方法に凝り固まって相場の全体や変わり目を見ないと損をする、という教え。
漁師は潮を見る
一時的な相場の値上がりや値下がりに一喜一憂せずに、相場の流れや変わり目(潮)を見ることが大切、という教え。
売り買いは三日待て
あせって売買すると損をしてしまうことが多く、常に客観的に相場を見ていることが必要、という教え。
疑わしきは何もするな
相場の流れが不透明だったり、不安な材料がある場合は、むやみに売買するのではなく、相場の様子を冷静に見よ、という教え。
利食い千人力
含み益が出ていても、決済して利益を確定しなければ、本当の利益にはならない、という教え。
石が浮かんで、木の葉が沈む
相場は常識では考えられないことがよく起こる、という教え
トレンドを友とせよ
トレンドにしたがって、上昇トレンドでは「買い」、下降トレンドでは「売り」と、順張りで売買するのが最も安全であり利益を上げやすい、
という教え。
山高ければ谷深し
上昇が大きかった後の相場は、下落も大きいので気をつけよ、という教え。
もうはまだなり、まだはもうなり
“もう”底と思うときは、“まだ”下がるものと考え、反対に“まだ”下がるのではないかと思うときは、“もう”底であると考えるべきである、という教え。
知ったらしまい
その通貨に好材料のニュースが出ても、すでに織り込み済みで相場の上昇は終わっていることが多い、という教え。
半値戻しは全値戻し
大きく相場が下げた後に戻り始めたときに下落分の半分まで戻す力があるということは、その後下落分全部戻すほどの相場の勢いがある、という教え。
指値は変えるな
一度決めた指値は右往左往して変えることなく、それが刺さるまでじっくりしていろ、という教え。
押し目待ちに押し目なし
押し目とは、上昇すると思っている相場で一時的に下がること。
押し目を待っているときには押し目は来ない、という教え。
下手なナンピン、ケガのもと
ナンピンとは、トレンドとは逆の行為を行い、下げているのに買い増す事。
トレンドにケンカを売ると負ける確率が高い、という教え。
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