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「動かぬ株価」が暗示する 盆休みの暴落リスクと急騰期待

   


盆休みを前に、株式市場は不穏なムードに包まれている。

 日経平均は今年6月以降、動きがゆるやかで、7月は高値と安値の差はわずか344円だった。

「この値幅は正確な記録のある1987年以降で、最も少ない値動きです。不気味な静けさを感じます」(市場関係者)

 8月に入っても値動きは小幅で、8日の終値は前日比59円安の1万9996円と、2万円前後に張り付いたままだ。珍しい記録も生まれている。

「日経平均の1日の騰落率が1%未満という日が続いています。8日時点で46日となり、89年の43日を抜き、新記録を更新中なのです。現在の膠着相場はマグマをためている状態なので、いずれ爆発します。問題は上下どちらに振れるかでしょう」(株式アナリストの櫻井英明氏)

 タイミングは最悪という指摘がある。来週は盆休みで、市場参加者が極端に減少する。その隙を突いてヘッジファンドが仕掛けてくる危険性があるという。

「薄商いになるので、普段より少ない投資金額で株価を動かすことができます。たとえば円高を理由に、暴落を狙ってくるかもしれません」(証券アナリスト)

 過去にも「動かない株価」は何度かあった。05年と11年に月間の値動きが「400円以下」だったことがある。いずれもその数カ月後に、日経平均は「1000円以上」も大きく動いたのだ。今回は盆休みの暴落を警戒したほうがいい。

 だが、ここを乗り切れば上昇に向かうとの見方もある。

「9月21日を境に株価は上昇に転じると思っています。この日は、イスラムを中心とするヒジュラ暦の新年(1月1日)に当たります。ここ数年は例外なく上昇傾向を見せているのです」(櫻井英明氏)

 ヒジュラ暦の新年は毎年異なる。昨年は西暦の10月2日、15年は10月14日、14年は10月25日だった。驚くことに、新年から10営業日後の日経平均は過去6年間上昇だった。

 市場関係者の間では、オイルマネーが新年を祝う「買い」を入れるため、株価が上昇しやすいのでは……といわれている。

 みずほ証券は17年後半の日経平均(上値)を2万2000円と予想している。ヒジュラ暦の相場ジンクスを信じるなら、盆休みの株価下落は絶好の仕込み時となりそうだ。

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