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【情報】円安どこまで 分水嶺115円か

   


 2017/7/11 日本経済新聞 電子版

 

円安定着の空気が強まってきた。11日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=114円台前半と2カ月ぶりの水準を維持した。

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言などを控え値動きは小さいものの、円売りはなお続くとの見方は根強い。この夏、円安はどこまで進むのか。

 円の対ドル相場は、6月14日からのおよそ1カ月で、5円50銭ほど円安に振れた。今回の円安トレンドは、欧米の中央銀行が金融引き締めに向けた動きを強めるとの観測が高まったことが背景にある。世界的な金利上昇は日本の債券市場にも波及したが、日銀は7日、指定した価格で国債を無制限に買い取る「指し値オペ」で金利上昇を抑制。日米の金利差がより広がるとの見方が、ドル買い・円売りを支えている。

 少し先まで展望すると、この円安トレンドは終盤戦との見方がある。三菱東京UFJ銀行の野本尚宏氏は、円安がこれ以上進む条件として、「米長期金利上昇が続くこと」と「米株価が下がらないこと」の2つをあげる。もっとも、米金利が2.4%を超えて上昇すれば割安な水準になったとみる投資家から買いが入りやすくなるという。株価についても既に高値圏にあり上昇余地は限られると指摘。「1ドル=115円台に乗せたあとは、ドル買いの勢いは鈍る」とみる。

 みずほ証券の金岡直一氏は、一段の円安・ドル高には「トランプ政権の経済政策が実現に向け動き出し、インフレ鈍化の懸念が払拭される必要がある」と話す。

ただこちらも、絶対条件としては不十分。

夏休みを前に、医療保険制度改革法(オバマケア)の見直しも進んでおらず「政権への期待が再び高まることは難しい」と円安トレンドの継続に懐疑的だ。

 「1ドル=114円37銭が焦点」とみているのは、IG証券の石川順一氏。

円相場は2017年に入ってから上値が切り下がってきた。

 

今回、石川氏が示す水準は、5月半ばに付けたドルの直近高値。「トレンドの転換が市場で意識され、1ドル=115円台まで円安・ドル高が進みそうだ」と指摘する。

 12~13日には、イエレンFRB議長の議会証言がある。米国の物価上昇鈍化に対し、どのような見解を示すか市場の注目が集まる。イエレン議長が少しでも弱気を見せれば「これまでの米金利上昇とドル高・円安の流れが転換しかねない」(みずほ証券の金岡氏)との警戒感はある。今回の円安トレンドが続くかには様々なハードルがあり、一つ一つその高さを見極める必要が出てきそうだ。

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